2021年5月31日(月)“チアー活動”のお知らせ

NPO法人 女性医療ネットワーク
マンマチアー(Mamma Cheer)委員会
私たちは ~女性の乳房の健康を応援します~

2021年5月31日(月)開催 
第126回チアー活動のご案内
★新型コロナウイルス状況下により、ZOOM開催。
参加枠を200名に広げました。

5月のマンマチアーは、
「子宮頸がん検診とHPVワクチンの最新事情
~日本はなぜ世界から大きく立ち遅れているのか」と題して、
子宮頸がん研究の日本の第一人者、
宮城悦子先生(横浜市立大学医学部産婦人科主任教授)にお話いただきます。

マンマチアーは、乳房の健康を応援する会ですが、
同じ女性のがんで、罹患率、死亡率ともに上昇している
子宮頸がんについても正しい知識を得ておきたいと思いました。
今、子宮頸がんは、ワクチン接種と検診を併用することで
子宮頸がんにかかって子宮を失うこと、命を失うことを防ぐことができると証明されています。
それなのに、なぜ日本は罹患率、死亡率が抑えられないのか…
科学的根拠に基づいて、宮城先生にわかりやすくお話いただきます。

●Zoom開催の申し込み受付開始は5月8日(土)19時からです。
申し込み方法は下記にあります。どうぞお早目に申し込みください。
このメールへの返信では、申し込みできませんのでご注意ください。

【第126回 チアー活動】
■テーマ:「子宮頸がん検診とHPVワクチンの最新事情
~日本はなぜ世界から大きく立ち遅れているのか」

■スピーカー:宮城悦子先生(横浜市立大学医学部産婦人科主任教授)

■日時:2021年5月31日(月)18時半~20時(ZOOMによるオンライン開催)
 (参加費無料 お申込み先着200名様 ☆参加枠を広げています!)

■内容:
日本では特に20代~40代で子宮頸がんは罹患率、死亡率ともに増加しています。
妊娠・出産世代である女性の子宮頸がんをなくすことは、とても重要な意味があります。
先進国の多くは、子宮頸がんによる罹患率、死亡率ともに減少している状況なのです。

子宮頸がんは、おもに性交時のHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によって起こるがんで、
ワクチン接種と検診で、ほぼ完全に予防できます。
世界では子宮頸がん排除に向け、15歳までにワクチン接種率90%を目標に進んでいます。
ところが日本では、世界に遅れてやっと2013年に定期接種化されたものの、
わずか2か月後、厚労省が接種勧奨を差し控えると発表。
小6~高1の女子は公費で無料接種ができるにもかかわらず、接種率が1%未満まで激減。

なぜ当時、厚労省は接種勧奨を差し控える発表をしたのでしょうか? 
そして今も積極的接種が行われないのはなぜなのか? 

日本で無料接種ができるのは、2価(2種類のHPV型)と4価(4種類のHPV型)のHPVワクチンだけですが、
多くの先進国では、子宮頸がんの90%以上の予防が期待できる9価(9種類のHPV型)の
HPVワクチンが定期接種の主流となり、女子だけでなく男子への接種も広がっています。

「ワクチン接種と検診を併用することで子宮頸がんにかかって
子宮を失うこと、命を失うことを防ぐことができると証明された今、
その機会を奪ってしまうことは、女性にとって大きなデメリットです。
このままでは、先進国の中で日本だけが発がん性HPV感染が多い国、
子宮頸がんが多い国となる懸念があります 」と宮城先生。

世界ではなくなろうとしている子宮頸がんの感染リスクに、
日本女性は今もさらされたままでいる現状と、ワクチン接種と検診の最新情報をお伝えします。

【宮城悦子(みやぎえつこ)先生 ご紹介】
横浜市立大学医学部産婦人科学教室主任教授
1988年横浜市立大学医学部卒業。医学博士。
1997年米国カルフォルニア大学サンディエゴ校派遣教員。
1998年~2000年神奈川県立がんセンター婦人科医長。
2001年 横浜市立大学産婦人科講師ほかを経て現職。
婦人科腫瘍専門医・指導医。日本産科婦人科学会特任理事(子宮頸がん予防担当)。
日本の子宮頸がん予防活動の第一人者。

●宮城先生が中心に運営しているサイト「YOKOHAMA HPV PROJECT」には、
「HPVと子宮頸がんの予防」について詳しい情報があります 
http://kanagawacc.jp/

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■ZOOM参加お申し込み方法(先着200名様 参加費無料)
*これまで毎回100名を大幅に超えるお申し込みがあり、なかにはキャンセル待ちが出るならば自分よりも情報が必要な方にお譲りしたいと、申し込みをご遠慮される方々がいらっしゃいました。そのお気持ちにお応えし、より多くの方にご参加いただけるよう、参加枠を200名に広げております。どうぞ遠慮なくお申し込みください。

以下から申し込みいただけましたら、開催前日までにZOOMのURLをお送りいたします。

<お申込みURL> https://mammacheer126.peatix.com 
 パスワードは不要です
<申込スタート日時> 5月8日(土)19時から

このメールへの返信では、申し込みできませんのでご注意ください。

●Peatixからのお申し込み時には、PCメール【@gmail.com】を受取ることのできるメールアドレスと姓名(ニックネームではなく)での参加登録をお願いいたします。メールがエラーで戻ってきた方が数名いらっしゃいますので、どうぞ、お気を付けください。

■今後の開催予定
第127回 2021年6月30日(水)「(仮)女性ホルモンとメンタル」
 小野陽子先生(産婦人科医、心療内科医)ハワイより生中継
第128回 2021年7月20日(火)「(仮)がんの心理学」
 藤澤大介(ふじさわだいすけ)先生(慶應義塾大学医学部准教授 医療安全管理部/精神・神経科/緩和ケアセンター)

・今後の予定や開催方法はその都度、登録されている方はメールと、マンマチアーのFacebookなどでご案内させていただきます。

●諸事情により、急遽変更があった場合、申し込み者の方にメールおよびFacebookにてご連絡させていただきます。
●“チアー活動”は乳がんを体験した、していないにかかわらず、どなたでも参加できます。男性や学生さんの参加、応援も大歓迎。
●「マンマチアー(Mamma Cheer)委員会」について
NPO法人女性医療ネットワーク「マンマチアー(Mamma Cheer)委員会」は、乳がんを体験し、NPO法人CNJ認定乳がん体験者コーディネーターである美容ジャーナリスト・山崎多賀子、女性医療ジャーナリスト・増田美加が主宰・企画しさまざまな活動を行っています。アドバイザーとして対馬ルリ子(対馬ルリ子女性ライフクリニック院長)、片岡明美(乳腺外科医)、2人の医師も加わっています。
*マンマチアーは、無料開催にあたり、ボランティアで行っております。
●この会はNPO法人女性医療ネットワーク「ジョイラボ」講座のひとつになっています。

画面越しですが今月も皆さんと繋がれることを楽しみにしております。

マンマチアー委員会

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●NPO法人女性医療ネットワーク 事務局 http://www.cnet.gr.jp/ 
〒113-0033 東京都文京区本郷3-5-4朝日中山ビル5F株式会社アクセライト内

20210531第126回マンマチアーPDF資料