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お悩み18 骨粗鬆症

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは骨密度の低下や骨質の悪化によって骨強度が低下し、骨折しやすい状態になった病態をいいます。大きく分けると、加齢や生活習慣によって起こる「原発性骨粗鬆症」と、ホルモン異常や薬剤の影響からなる「続発性骨粗鬆症」があります。

骨量は20代でピークを迎えますが、女性は閉経後の女性ホルモンが激減する時期に、骨量が著しく低下するのが特徴です。そのため閉経後の骨密度検査は必ず行われるべきです。骨密度の低下を予防・改善して骨折を防ぐことは、高齢女性のQOL向上のために非常に大切なのです。

原発性骨粗鬆症は、閉経による女性ホルモンの低下や、若い頃からの食生活や生活習慣が大きく関与しますので、ダイエットを繰り返していた人や、極端な運動不足の人、また母親が骨粗鬆症であった場合は注意が必要です。

また続発性骨粗鬆症は、甲状腺機能亢進症やクッシング症候群、また喘息や膠原病などでステロイドを長期間使用する人におこりやすいのが特徴です。

こんな治療法があります

骨粗鬆症と診断された場合は、薬物治療を開始します。
しかし薬剤の選択方法は今のところまだ明確な基準がなく、骨密度の程度や骨折の有無、年齢や栄養状態を見て総合的に判断し、その患者さんにもっとも適したものが選択されます。

薬物治療のほか、カルシウムの摂取量が明らかに少ないと思われる人には食事指導を行います。またビタミンDの欠乏が考えられる場合は、日光浴も勧めます。
続発性骨粗鬆症の場合は原因疾患を治療することが第一なので、まずはそちらの治療を優先しますが、併行して、骨粗しょう症のお薬も内服していただくこともあります。

代謝内分泌内科 柴田美奈子(女性外来ハンドブックより)