開催:6月13日【ジョイ・ラボB-5講座】新たながん対策と今後の方向性

氏名:林 昇甫(はやし しょうほ)
昭和44年7月31日生(48歳)

略歴:                                      
平成6年 兵庫医科大学医学部卒業
平成11年  大阪大学 第2外科・生体肝移植チーム General Manager
平成18年  市立豊中病院 外科          肝胆膵外科医長
              緩和ケアチーム     緩和ケアチーム長
平成22年  厚生労働省健康局がん対策推進室    がん医療専門官
平成24年  厚生労働省大臣官房厚生科学課     課長補佐
平成25年  文部科学省研究振興局研究振興戦略官付 企画官
平成27年  Medical Innovation Design Works 代表
平成29年  公益社団法人日本臓器移植ネットワーク 事業部長(兼)

◇役職
・市立豊中病院                    顧問
・富士フイルム株式会社                上席アドバイザー
・NPO法人PathCare(病理診断総合力を向上させる会)  理事
・東映株式会社                    医療監修

演題:新たながん対策と今後の方向性

 昭和56年に「がん」が死因の第1位となり、その後の10年余りで胃がん、子宮がん、肺がん、乳がん、大腸がん検診が行われるようになりました。その後、多くの国民の声を受け、平成19年にがん対策基本法が施行され、第1期、第2期(平成24年)のがん対策推進基本計画に沿ってがん医療現場に大きな変化が起こりました。平成28年には基本法の改正が行われ、現在は第3期基本計画に沿ってがん対策が取り組まれています。しかし、がんの予防や早期発見に対する取組は未だ国民や企業任せであり、十分とは言えません。今回、こうした歴史を振り返りながら最新の知見を交え、皆さんと新たながん対策と今後の方向性を考えていきたいと思います。