2023年11月30日(木)第156回 マンマチアーのご案内
NPO法人 女性医療ネットワーク
マンマチアー(Mamma Cheer)委員会 第156回のご案内
11月は、卵巣がん検診や卵巣がんになってしまったときの対応や最新治療について、患者さんに寄り添って一人ひとりの患者さんに合わせた治療を行っている東京女子医科大学産婦人科の本橋卓 先生にお話いただきます。
●Zoom開催の申し込みは受け付け開始しております。
申し込み方法は下記にあります。どうぞお早目に申し込みください。
【第156回 マンマチアー】
■日時:2023年11月30日(木)18時半~20時
(ZOOMによるオンライン開催 参加費無料 お申込み先着200名様)
■テーマ:「卵巣がん 検診から最新治療まで
~患者さんに寄り添った治療方針を提案する医師の視点からお伝えしたいこと」
■スピーカー:本橋卓 先生(東京女子医科大学産婦人科)
■内容:卵巣がんの罹患率は、女性特有のがんとしては、乳がん、子宮体がんに次いで3番目に多いがん。そして、5年生存率を比較するといちばん予後が悪く、かつ近年、増加傾向になっています。罹患のピークは、50~54歳の更年期世代で、仕事に家庭にと忙しい盛りの女性がかかりやすいがんです。
日本で毎年、新たに卵巣がんと診断される患者さんは約13,000人。初期の卵巣がんは自覚症状がほとんどないため、診断されたときには進行していることが多いと言われています。
また、乳がんや子宮頸がんは、がん検診や婦人科検診で早期発見できる可能性があるのに対し、現在のところ、卵巣がんに対しての有効な検診があるという研究報告はなく、国が指針として定める検診もありません。卵巣がんは、検診で早期発見することが難しいがんと言えます。
卵巣がんが増えている原因は、近年の女性のライフスタイルの変化とされています。また最近では、遺伝性乳がん卵巣がん(HBOC)によるがんの発症があることもわかってきています。
女性特有のがんの中で、予後が悪いとされる卵巣がんに対して、私たちはどのように立ち向かえばよいでしょうか。卵巣がん検診の現在のエビデンス、HBOCとわかったときの対策、卵巣がんになってしまったときの対策や最新治療の内容について、それらの根拠となる臨床試験についてご説明しながら、お話いただきます。
本橋先生は、「患者さん一人ひとりの状態や状況に合わせた治療方針」を提案している医師。本橋先生が行う個別化医療とは? その考え方のもとになる医療の本質とは? についても伺います。こんな医師に治療してもらいたいと思える“本橋イズム”に触れて、秋の夜長、心温まる思いになるはずです。
*参考資料/国立がん研究センター がん情報サービス 全国がん罹患データ(2016年~2019年)
●今月も卵巣がんについての事前質問を受け付けます。皆様のご参加をお待ちしております。
【本橋 卓 (もとはし たかし)先生ご略歴】
東京女子医科大学産婦人科
医学博士。平成12年 関西医科大学卒業。平成12年 京都大学婦人科学産科学教室入局。倉敷中央病院産婦人科医員、大和高田市立病院産婦人科副部長、京都医療センター医員、三重大学医学部付属病院産婦人科助教、市立四日市病院産婦人科副部長、桑名市総合医療センター産婦人科主任部長、平成31年4月より東京女子医大産婦人科教室入局准講師。産婦人科専門医、日本癌治療認定医、日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍専門医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本産科婦人科指導医。
**********************************************************************
■ZOOM参加お申し込み方法(先着200名様 参加費無料)
以下URLからお申込み下さい。開催前日までにZOOMのURLをお送りいたします。
<お申込みURL> https://mammacheer156.peatix.com/
申込み開始しています。お早めにお申し込みください。
●当日のZoomURLなど詳細は、前日よりお申込みいただきましたPeatixページの「イベント視聴ページ」にてご確認いただけます。
なお、当日までの各種ご案内はPeatixメール(@peatix.com)より配信されます。
●お申込み時には、姓名(ニックネームではなく)での参加登録をお願いいたします。
●後日の録画配信はありませんので、予めご承知おきください。
●今後の予定や開催方法はその都度、登録されている方はメールと、
マンマチアーのFacebookなどでご案内させていただきます。
●諸事情により、急遽変更があった場合、申し込み者の方にメールおよびFacebookにてご連絡させていただきます。
【今後の開催予定】
2023年
第157回 12月14日(木)18時半~20時
テーマ:「仮・緩和ケアとしての放射線治療の可能性」
講 師:髙橋健夫 先生(埼玉医科大学 医学部総合医療センター放射線科 画像診断・核医学科、放射線腫瘍科)
2024年
第158回 1月17日(水)18時半~20時
テーマ:「仮・がん治療前、治療中、治療後の口腔ケア」
講 師:百合草健圭志 先生(静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科)
●マンマチアーは乳がんを体験した、していないにかかわらず、どなたでも参加できます。男性や学生さんの参加、応援も大歓迎です。
●「マンマチアー(Mamma Cheer)委員会」について
NPO法人女性医療ネットワーク「マンマチアー(Mamma Cheer)委員会」は、乳がんを体験し、NPO法人CNJ認定乳がん体験者コーディネーターである美容ジャーナリスト・山崎多賀子、女性医療ジャーナリスト・増田美加が主宰・企画しさまざまな活動を行っています。アドバイザーとして対馬ルリ子(対馬ルリ子女性ライフクリニック院長)、片岡明美(乳腺外科医)、2人の医師も加わっています。
●マンマチアーは、無料開催にあたり、ボランティアで行っております。
画面越しですが、皆さんと繋がれることを楽しみにしております。
マンマチアー委員会