2024年度第3回会員連携勉強会「薬剤による妊娠中絶 〜自経験とフランスの知見」
女性医療ネットワークでは、女性の健康に関する会員様向け勉強会を定期的に開催しております。今回は2024年度第3回目の勉強会です。
皆様のご参加お待ちしております。
なお、会員の皆様はご参加無料となっております。非会員の皆様でも、これを機会に入会のお申込みをいただけますと、今回から無料でご参加いただけます。お申込みは、こちらのページの「個人会員のお申し込みについて」をご参照ください。
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第3回 「薬剤による妊娠中絶 〜自経験とフランスの知見」
日時:3月12日(水)19時ー20時半
参加方法:zoomによるオンライン
参加費:非会員 3,500円、会員 無料
お申込み方法:peatixからお申込みいただき、チケットに記載のzoom URLから参加をお願いいたします。
*個人会員にお申込みをされる場合は、女性医療ネットワークHPの「個人会員のお申し込みについて」からお手続きをお願いいたします。
フランス式薬剤による妊娠中絶ハンドブック(出版社ドコニカ 著者ダニエルアスーン、フィリップフォーシェー)から一部内容をお伝えします。
2023年12月に経口中絶薬が日本で承認となり、ミフェプリンストンが使用可能となりました。
薬剤による中絶は、外科手術よりも女性の負担の軽減が期待されます。
薬剤そのものに関する情報のほか使用に際しての注意点、制度、法律、心のケア、未成年者への対応・・・など、薬剤開発国であるフランスでの30年以上の
知見が詰め込まれたハンドブックです。その中から特にお伝えしたい部分をご紹介します。本の《構成》
1.薬剤の作用メカニズム
2.薬剤による人工妊娠中絶の治療計画
3.薬剤の禁忌と毒性
4.正常および異常妊娠の早期診断
5.薬剤による人工妊娠中絶を行う前の情報提供
6.副作用と合併症
7.薬剤による人工妊娠中絶の有効性の評価
8.薬剤による人工妊娠中絶後の避妊
9.薬剤による人工妊娠中絶の実施方法
司会:池田 裕美枝 先生(海と空クリニック京都駅前 産婦人科医)
演者:堀本 江美 先生(苗穂レディスクリニック 産婦人科医)
日本産婦人科学会専門医。医療法人社団ブロッサム理事長。
北海道札幌市にある苗穂レディスクリニック院長。フランスで女性の体にやさしいソフトチューブによる吸引法を学び、性被害者支援現状の視察などで渡仏。講演や執筆、母校札幌医科大学や北海道警察での特別講義を続けている。
2019年、女性の地位向上や市井の医療に著しい貢献をした医師に与えられる、日本女医会荻野吟子賞受賞。長年性暴力被害者支援にかかわり、避妊に悩む女性の相談を受けている。女性自身が思うとおりの人生を選び取るための選択肢のひとつとして、薬剤による妊娠中絶のことを多くの人に知ってほしいと願っている。
著書に『女性ホルモンが守るからだとこころ―女性ホルモン補充療法 HRT』(Belle femme出版)、『逃れられない性犯罪被害者―無謀な最高裁判決』(共著、青弓社) がある。